長い間更新を怠ってしまい申し訳ない。この二週間の間、スウェーデンの世界経済フォーラムにおり、モデレーターとしての役割にてんてこ舞いだった。それからは大ヒット時代の終わりについてのスピーチをするためにロスのEntertainment Gatheringに行っていた。そのスピーチで使ったスライドをみんなと共有する前に、本について少し話させてくれ。
本の原稿が終わったからといってこのブログを終了させるわけではない。その反対だ--本については既に終わりの段階だが、以前にも増してブログを続けたいと思う。ほんの数週間の間だけど...
アマゾンは既に本の予約を開始しているけど、表紙と副題は決定したわけではなく、数週間後には変更される可能性もある。ISBNは変わらないので、そのページからは安全に予約できる(予約してくれ!)。発売日は6月30日になるようだ。
さて、この投稿の本題に戻ろうか。大ヒット時代の終わりについてこの前投稿した記事は音楽にフォーカスしていた。でもEntertainment Gatheringでは映画に関するデータを追加した。次のようなものだ;
一見するとハリウッドではまだ大ヒットが生き残っているようだ;
もう少し深く分析してみよう。ボックスオフィスの売り上げは数年前にピークを迎えた;

もし映画館が料金を値上げしていなかったら、この数字はさらに悪いものになっていただろう。同時期に、一人当たりの映画館へいく割合を表したのが次のグラフだ(一定の集団に補正したもの);
一方で、トップ25のヒット作から上げられる売り上げは常に下がり続けている。制作費は上昇し続けているのにも関わらずだ(ここでは全興行収益に対してのパーセンテージで表している);
最終的に、大ヒット作の牙城であるハリウッドにおいてすらヒット作は力を失っている。音楽ほど顕著ではないけど、同じ傾向があるのは間違いない。これは映画の終わりなのか?それは違う--音楽が過去にないほど溢れかえっている現代のように、作られている映画の数は増えている。ヒット作の売り上げは減少したのにも関わらず。
みんなが音楽を聴かなくなったり、映画を観なくなったわけじゃない。様々な音楽を聴くようになり、様々な映画を観るようになったわけだ--以前のように同じヒット作に群れなくなったんだ。興行収入の減少は映画に対する興味が薄れてきたのではなく、DVDの台頭が原因だと推測している。同様に、街中で溢れているiPodの白いイヤホンが暗示しているのは、どの時代にも増して音楽が僕らの文化で重要な位置を占めているということだ。CDの売り上げが90年代中頃の水準に落ち込んでいようとね。
ここにヒット時代が終焉した後の音楽業界を考察した、デンバーの新聞の記事がある。キーセンテンス;
売り上げが減少しているが、歴史上かつて無いほどたくさんの音楽が制作され、聴かれている。
ヒット主義のレンズを通じて見たら、パラドックスだと感じるかもしれない。プロのミュージシャンは僅かだ。残りはただ楽しいからやる。普段は別の仕事をし、作りたいから音楽を作る。"楽しさ"からくるモチベーションを甘くみないほうがいい。
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