時間のロングテール
[訳注;古い記事ですが、面白いので翻訳]
なぜ一部のモノは他のモノより有名なのか?これにはもちろん理由がたくさんあるが、僕が着目しているのは、作品のアピール度の幅広さと時間についてだ。幅広い層にアピールする作品は、特定の層だけにアピールする作品より多く売れる。そして新作は旧作より売れる傾向にある。
僕の記事を読んできた諸君なら、ある人が作品に求める質は、売れる売れないかとは余り関連性がないということを僕が強調するんだ、と予測するだろう。実際、僕は万人向けではない特定の層にアピールすることを目的にした商品の方が、全ての人にアピールするようなものより、その層を満足させる傾向があると言ってきた(ニッチなブログやドキュメンタリー映画を思い浮かべてくれ)。そして、レコメンドされて話題になる旧作は多くの場合、時の"試練"を通過したものだ(いわゆる名作だ)。
通常の需要曲線では、ある作品が他の作品と一緒くたにされたランキングで埋もれてしまう。だが人気とは多次元の産物だ:アルバムのランキングを決定する要素は音楽の質以外に、ジャンルやリリース日、名声やバンドの国籍、他のアーティスト達との類似度なども含まれる。だけど、それらの要素は一次元的なランキングに埋もれてしまい一緒くたにされてしまう(人気についてはここでも話した)。
下のグラフは、需要曲線の下の方にある曲の人気を一次ファクターだけで示したコンセプチュアルなグラフだ。ご覧の通り、売り上げだけじゃある作品が人気がないのは、特定の層向けか、あるいはただ単に古くなっただけかを見分けることはできない:![]()
もしこのグラフを二つに分割すると次のようになる(これはコンセプチュアルなものにしか過ぎない;マーケットが違えば別の形になるだろう);![]()
象限で表現すると次のようになる(暗い部分=より売り上げが多い);![]()
まだ、この二次元をどうビジュアル化すればいいのかに格闘している。蛇口みたいなものだと思うけど、実際のデータが無いので推測にしか過ぎない。
もし質を無視するなら、人気の度合いの式は次のように表すことができる;
売り上げ=アピール度の幅広さ/経過した時間
...アピールの幅広さは(全人口の)0 - 100%で、時間は1から無限大の値を取る。よって、作品のアピール度が大きく新作の場合、人気度は100/1=100となるというわけだ。もしニッチな作品で新作の場合は人気度は10/1=10となり、アピール度が大きいが古い作品(100/10=10)と同じぐらいの人気があるということになる。まぁ、単純化しすぎだが、出だしにしかすぎない。
難しいのは、ケビン・ケリーが”(当たり前だが)面白い事に、当初はアピールが限定されたものが、時間が経つにつれ人気が出ることがあったり(例えばミシシッピ・ブルースは間違いなく誕生した頃より今の方が人気がある)、逆に当初は人気があったものが時間の経過と共に人気が無くなっていくこともあるということだ(例えばオペラ)。”
数学オタクは色々考えつきそうだね。逆に、人気の多面的な要素をビジュアル化する良い方法を聞きたいと思う。
アップデート:もうちょっと考えてみて、次のコンセプチュアルなトポロジーを思いついた。実際のデータを噛み砕いて、僕の理論が現実とフィットするか見てみたいね;
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